私たちの心の中には、顕在意識と潜在意識という二つの意識の世界があります。この二つの意識の違いを理解することで、自分を変えるポジティブな変化や自己成長を促進する手助けができます。顕在意識とは、私たちが日常生活で自覚している思考や感情のことです。これを「意識」とも呼びます。一方、潜在意識とは、私たちが普段は自覚していない無意識の部分で、これを「無意識」とも呼びます。
目次
潜在意識と顕在意識の違い

顕在意識は、私たちが日常生活で直接認識している思考や感情、行動のことです。例えば、今何を食べたいか考えること、仕事をすること、友人と話すことなどが含まれます。この部分は私たちが自覚していて、意図的にコントロールできる部分です。
潜在意識は、普段は自覚していないが、心の奥深くで私たちの行動や感情に影響を与える部分です。これは、夢、直感、忘れていた記憶、習慣的な行動、抑圧された感情などが含まれます。この部分は意識的にはアクセスしにくいですが、私たちの行動や考え方に大きな影響を与えます。
潜在意識の活用

潜在意識には以下のようなものが含まれます
- 自動的な反応や習慣: 日常生活で繰り返し行われる行動や反応が潜在意識に基づいて行われます。たとえば、運転中に自動的に道を覚えていることや、歯磨きの習慣など。
- 抑圧された感情や記憶: 意識的に思い出さないようにしている過去の経験や感情が潜在意識に格納されています。これには、トラウマやストレスの記憶も含まれることがあります。
- 信念や価値観: 幼少期から形成された信念や価値観が潜在意識に影響を与えます。これらは、自己イメージや人生の方向性に影響を与えることがあります。
- 創造力と直感: 潜在意識は創造的なアイデアや直感的な洞察の源となることがあります。多くの芸術家や発明家は、潜在意識からのインスピレーションを受けることがあると言われています。
- 夢と願望: 潜在意識には、意識的には気づかない夢や願望も含まれています。これらは時折、夢や瞑想中に表れることがあります。
潜在意識は非常に強力で、私たちの行動や思考、感情に大きな影響を与えます。そのため、潜在意識を理解し、積極的に活用することで、自己成長やポジティブな変化を促進することができます。
カラーセラピーと色占いの違い

カラーセラピーは、無意識に色を選ぶことで、その色の意味と重ね合わせることを通じて潜在意識にアプローチし、心の内側にある感情や思考を探る手助けをします。それを言葉に変換してくれるので、意識の世界で言葉として整理整頓ができ、今やるべきことが明確になります。
したがって色占いとは異なります。クライアントが色の意味を聞くことや教えてもらうことが目的になってしまうと、それは色占いになってしまいます。
大きな違いは、色の意味を聞いたクライアントが、その意味から自己投影して、それを話してもらうことがカラーセラピーの特徴です。話さないで終わってしまうと色占いになってしまいます。
占いでは、過去を当てることでラポール(信頼関係)が築かれ、未来のことを言われた時にそれを信じるというプロセスがあります。過去を当てることでクライアントは安心し、未来についての指針を得るのです。
カラーセラピーでは、言葉を使って潜在意識に働きかけることが重要です。過去を言い当てることが目的ではなく、色の意味に「自己投影」してもらい、それを言語化してもらいます。
カラーセラピーの具体例と色を使うメリット

例えば、赤の意味の一つに「情熱」があります。セラピストが「情熱という意味があります」と伝えると、クライアントは過去の情熱を感じた出来事を思い出し、それについて語ります。
セラピストはクライアントの世界観に興味を持ち、どのようなことに情熱を感じるのかを聞きます。そして、話してくれたことについて100%肯定し、受容共感しながら聴くのです。このプロセスでラポールが築かれ、クライアントは自己開示を始めます。
普段人に話す機会のない感情を伴った話をどうやって話してもらうかというと、ラポールが築かれていることが重要ですが、色を使うとそのハードルが下がります。クライアントが自分で選んだ色の意味をセラピストが伝えるだけで、自己開示の確率が上がるのです。
色の意味は潜在意識にダイレクトに入りやすいのです。たとえば、赤を選んだ人に「赤は闘いの色です」と伝えると、「赤」=「闘う」=「私の選んだ色」=「私」というふうに潜在意識に働きかけ、何かを思い出すのです。
最近は潜在意識の書き換えなどの講座も見かけますが、カラーセラピーを使うことでそのハードルが下がりやすくなります。色の意味が潜在意識にダイレクトに働きかけるため、ラポールを築くのも短時間で容易になり、効果的なアプローチが可能です。
心理学との関係

心理学を学んでいる方にもカラーセラピーは大いに役立ちます。以下に、カラーセラピーがどのように心理学の現場で有効に活用できるかを詳しく説明します。
- 潜在意識へのアクセス:
- カラーセラピーを通じてクライアントに色を選ばせることで、潜在意識にアクセスしやすくなります。
- 色は感情や記憶と密接に結びついており、特定の色を選ぶことでクライアントの深層心理に潜む感情や思考が表面化することがあります。
- これにより、カウンセリングやセラピーの現場でクライアントの本音や内面を引き出す手助けとなります。
- 対話のスムーズ化:
- 色を媒介にすることで、クライアントとの対話がスムーズになります。
- 特に初対面のクライアントや緊張しているクライアントに対して、色を使ったアプローチは自然なコミュニケーションのきっかけを提供します。
- 色の選択について話すことで、クライアントが自分の気持ちや考えを表現しやすくなり、セラピストとの信頼関係(ラポール)を築くのが容易になります。
- 色の意味と深層心理の探求:
- 各色には特定の意味があり、それを理解することでクライアントの深層心理を探る手助けができます。
- 例えば、赤は「情熱」や「エネルギー」、青は「落ち着き」や「冷静」といった意味を持ちます。
- クライアントがどの色を選び、その色にどのような意味を見出すかを探ることで、彼らの内面の状態や潜在的な課題を明らかにすることができます。
- 情報の言語化と整理:
- カラーセラピーでは、色の意味を自己投影し、それを言語化してもらうことが重要です。
- これにより、クライアントは潜在意識にある感情や思考を言葉として整理し、明確にすることができます。
- 言語化することで、クライアント自身も自分の内面を理解しやすくなり、セラピストもそれに基づいたサポートを提供できます。
- 短時間での効果的なアプローチ:
- 色を使ったアプローチは、潜在意識への働きかけが迅速で効果的です。
- 色の選択は直感的であるため、クライアントが抵抗なく参加でき、短時間で潜在意識の情報を引き出すことができます。
- これにより、セッション時間を有効に活用しながら、深いレベルでのサポートが可能となります。
- 潜在意識の書き換え:
- 最近注目されている潜在意識の書き換えにも、カラーセラピーは有効です。
- 色の意味が潜在意識にダイレクトに働きかけるため、過去のネガティブな感情や思考パターンをポジティブに変える手助けをします。
- カラーセラピーを通じて新しい視点や感情をインプットし、潜在意識のプログラムを書き換えることで、クライアントの生活にポジティブな変化をもたらします。
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