こんにちは、カラーコンサルタントの原美保子です。今日は、現代社会で話題になっている「死後離婚」について考えてみたいと思います。配偶者が亡くなった後の「離婚」という言葉に、少し驚く方もいるかもしれませんが、これは家族関係や経済状況に深く関わる重要なテーマです。
目次
死後離婚が増えた背景
まず、死後離婚が増えた背景について見ていきましょう。家族を取り巻く社会の変化やマスコミの影響が大きな要因とされています。
現代では、核家族化が進み、結婚した子どもたちが親と同居しないことが一般的です。これにより、結婚後の親子関係が希薄になり、配偶者が亡くなった後にはその親との関係がさらに薄くなります。このような家族関係の変化が、死後離婚を選択する理由の一つとなっています。
しかし、単に家族意識の変化だけでは説明がつかない場合もあります。以下のような背景や理由も関わっています。
- 夫婦間の問題: 配偶者が生きている間に夫婦関係が良好でなかった場合、特に配偶者に対する不満やストレスが溜まっていた場合、配偶者が亡くなった後にその関係を清算しようとすることがあります。例えば、長年にわたる家庭内暴力や精神的な虐待があった場合です。
- 忍耐と我慢: 長年にわたり我慢して結婚生活を続けていた場合、配偶者が亡くなったことでやっと自由になれたと感じ、これ以上の関係を持ちたくないと考えることがあります。このような場合、死後離婚を選択することが理解しやすいです。
- 良好でなかった親族関係: 配偶者が亡くなった後、その親や親族との関係が良好でなかった場合、特に配偶者の親と同居していた場合や、頻繁な関わりがあった場合は、これ以上関係を続けたくないという意向が強まり、そのストレスから解放されたいと思うことがあります。また、お墓の問題や法要、子どもの結婚式や赤ちゃんの誕生など、家族の重要なイベントでどこまで親族を呼ぶべきかなど、後々のもめごとに繋がることが多く、ストレスの原因となるため、こうした関係を清算したいと考える人が増えているようです。
マスコミの影響
NHKの番組「あさイチ」が「死後離婚」について取り上げた際、特に「姻族関係終了届」についての特集が注目を集めました。この特集では、配偶者が亡くなった場合に残された方が「姻族関係終了届」を提出することで、法律上の夫婦関係を終了することができるという内容が紹介されました。これにより、多くの人々がこの概念について知ることができ、関心が高まりました。
この特集があったことで、多くの人が「死後離婚」や「姻族関係終了届」について調べるようになり、日常生活においてもこの概念が広く知られるようになったのです。
死後離婚と経済的な側面
死後離婚を選択する際に重要な考慮点となるのが、経済的な側面です。配偶者が亡くなった後の生活を支えるための制度や支援策について見ていきましょう。
1. 遺族年金の喪失
死後離婚をすると、遺族年金が受けられなくなるため、経済的な困難を感じることがあります。そのため、生活保護を受ける必要が出てくる場合もあります。しかし、生活保護以外にも自治体による様々な支援が存在します。
2. 生活保護と他の支援策
地方自治体によっては、生活保護の他にも「生活支援給付金」や「災害見舞金」などの補助金があります。また、地域の社会福祉協議会や市区町村の福祉課に相談することで、個別の状況に応じた支援が受けられることもあります。
役立つ情報
夫婦の関係や生活に悩む方々にとって、死後離婚は一つの選択肢ですが、その決断は慎重に行う必要があります。以下に役立つ情報をまとめます。
- 家族関係の見直し: 家族の意識が変わっている現代では、家族関係を見直すことが重要です。自分にとって最適な選択が何であるかを考えましょう。
- 経済的な支援策の確認: 自治体や福祉機関に相談し、利用できる支援策を確認しましょう。自分が受けられる支援を知ることが、生活を安定させる第一歩です。
- 専門家への相談: 法的な手続きや経済的な面でのアドバイスを得るために、専門家に相談することをお勧めします。
新しい生き方
いま、夫婦間の問題や、良好でない親族関係(配偶者の親や兄弟、親戚)などで悩んでいる方は、自立して生きていくスキルを習得しておくと選択肢が広がります。例えば、カラーセラピーのようなカラー心理学は、今後もますます需要が増える分野です。自分も楽しく癒されながら、何歳でも人の役に立ちながらお仕事ができます。
しかも、60代や70代からスタートする方も多く、心理学ほど難しくなく気軽に資格が取れるため、楽しく継続できるのが魅力です。何よりも人生経験が生かせるので、年配の方におすすめのスキルです。
私自身も15年ほど前から、いくつになっても楽しみながら人に役立て、自立して生きていくスキルを求めて色々な習い事をしてきました。心理学は難しすぎて、そしてそれで自立するのが難しかったです。また、ものづくりの習い事は楽しいのですが、材料費がかかりすぎて収入を得るのが難しかったです。その中で、10年前に50歳を過ぎてからカラーセラピーの講師の資格を取り、今は自立して生きています。
このスキルがあれば、いくつになっても人の役に立てるという貢献心や生きがいを持って、好きな場所で、好きな時間で、好きな人と価値観を共有しながら心豊かな人生を送ることができます。
まとめ
死後離婚は、現代の家族関係や経済状況の変化によって増加している現象です。適切な支援策を利用し、自分自身の生活を安定させるための選択をしましょう。このブログが少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
皆さんも、自分自身の状況に合った最善の方法を見つけて、前向きに進んでくださいね。次回も役立つ情報をお届けしますので、お楽しみに!