秋といえば、コスモスの花が咲き乱れる季節です。コスモスは、白やピンクや赤など、色や形がさまざまな花で、見ているだけで楽しくなります。コスモスの花言葉は色によって別れますが、それは色の意味に基づいています。コスモスの花色は、どのようにして決まるのでしょうか。この記事では、コスモスの花色の秘密について、色の専門家であるカラーセラピスト養成スクールの主宰者である原美保子が解説します。
目次
宇宙の調和や美しさを表す花言葉
コスモスは、秋の風に揺れる可憐な花で、ギリシャ語で「宇宙」という意味があり、宇宙の調和や美しさを表しています。畑の脇道や野に咲く姿が、秋晴れの青い空に良く映えるという方も多いのではないでしょうか。
コスモスの花言葉は色によって別れます。例えば、白いコスモスは「優美」、ピンクのコスモスは「純潔」、赤いコスモスは「愛情・調和」などという意味があり、コスモス全般の花言葉は主に、「乙女の心・調和・謙虚・宇宙」などがありますが、この花色は、どのようにして決まるのでしょうか。
コスモスの花色は遺伝子と環境によって決まる
コスモスの花色は、遺伝子と環境によって決まります。花色を決める色素として、アントシアニンとカロテノイドがあり、アントシアニンは赤やピンクの色を、カロテノイドは黄色やオレンジの色を作ります。花色は、これらの色素の量や組み合わせによって変化します。
また、遺伝子によって決まる部分もあり、花の色を制御する遺伝子が複数あり、それぞれが優性や劣性の関係にあるとのことです。
例えば、白い花は劣性の遺伝子で、赤やピンクの花は優性の遺伝子です。そのため、白と赤やピンクの花を交配すると、赤やピンクの花が優勢になります。しかし、白い花の遺伝子は隠れて存在し、次の世代で再び白の花が現れる可能性がでてきます。
また、環境によっても影響を受け、短日性の植物で、日が短くなると開花するという特徴があります。しかし、品種改良によって、短日性を失った早咲きのコスモスも作られるようになりました。
早咲きは、春に種まきをして初夏から開花しますが、夏の高温や強い日差しに弱く、花色が薄くなったり、花びらが少なくなったりすることがあるため、花の色は、季節や気温によっても変わることがあります。
花の色の魅力とメッセージ
コスモスの花の色は、遺伝子と環境によって決まるということを知ると、もっと神秘な魅力に惹かれるのではないでしょうか。色の作用は、私たちの心に影響を与えます。色彩には、それぞれに意味や感情や印象があります。
例えば、ピンクは、優しさや愛らしさや可憐さを表し、白は、清潔感や純真さや上品さを表し、赤は、情熱や活力や勇気を表します。コスモスの花色は、それぞれに花言葉がありますが、それは色の意味に基づき、乙女の心や調和や謙虚や宇宙などのメッセージがあります。コスモスの花色を見て、そのメッセージを感じてみましょう。
まとめ
ギリシャ語で「宇宙」という意味をもつ、宇宙の調和や美しさを表すコスモスは、秋の風に揺れる可憐な花で、色や形がさまざまです。秋晴れの青い空に良く映えるコスモスを見ると、気持ちが明るく元気になりますいおね。
コスモスには、色によって花言葉が違います。白いコスモスは「優美」、ピンクのコスモスは「純潔」、赤いコスモスは「愛情・調和」などという意味があり、色の意味に基づいてつけられています。色には、それぞれに感情や印象やメッセージがあります。色に関するコラムを書いている私は、色の魅力についてお伝えしました。コスモスの花色の秘密を知って、色の魅力に触れてみませんか?
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