色彩心理で自分の心をデザインしてみよう

夕暮れ 女性シルエット 黄色のハート

こんにちは、今日は、学校やお友達との関係で悩むことがある人や、子どものしつけに悩んでいる親に向けて、心のバランスを保つ方法についてお話しします。

私たちの心は、日々のストレスやプレッシャー、対人関係のトラブルなどでバランスを崩すことがあります。しかし、心のバランスを整えることは、健康で充実した生活を送るために非常に重要です。今回ご紹介するのは、色彩心理を使って心のバランスを取り戻す方法です。

色彩心理を活用することで、感情をコントロールしやすくなり、ストレスを軽減し、ポジティブな気持ちを引き出すことができます。特にカラーセラピーは、色の持つ力を使って心を癒し、元気づける効果があります。この記事を通じて、どのように色彩心理を日常生活に取り入れて、心の健康を保つかについて学びましょう。

目次

自分を責める「私が悪い」という思い

自分が悪いとうつむく女性

自分を責める背景には、さまざまな心理的要因や過去の経験が影響しています。例えば、自己評価が低いことが原因で、自分の価値を過小評価し、失敗や問題が起きたときに自分のせいにしがちです。子どもはテストで悪い点数を取った際に、成人は仕事や家庭での失敗をした際に自己批判に陥ります。

また、過去のトラウマや頻繁に責められた経験も自己批判の習慣を形成します。完璧主義者は高い基準を自分に課し、それに達しなかった時に自己批判をします。他者の期待やプレッシャーも自己批判の原因となります。

さらに、自分を責めることでコントロール感を得ようとする心理も影響しています。過度の自己反省も問題を自己責任として捉える傾向を強め、自己批判のサイクルに陥ることがあります。これらの要因が重なり合い、「私が悪い」という思考パターンが形成されやすいのです。

自己正当化する「私は悪くない」という思い

自分は悪くないと腕組みするビジネスウーマン

「私は悪くない」という思いは、自己評価が高すぎたり、自分を守るために責任を回避しようとする傾向があります。例えば、友達と喧嘩した時に、原因が自分にあったとしても「私は悪くない」と言い張り、責任を回避しようとする子どもがいます。自己評価が高いため、自分の間違いを認めることが難しくなります。

大人の場合、仕事でのミスを部下のせいにして自己正当化する上司や、家庭内でのトラブルを他の家族のせいにして責任を回避することがあります。過去に褒められることが多かったり、責められることが少なかった人に多く見られる行動です。これらの自己正当化は、自己評価を守りたい心理や自尊心を傷つけたくない防衛機制が働いているためです。これにより、責任を回避し、自分の評価を保とうとするのです。

共通する背景

100点 完璧主義

「私が悪い」と自分を責める人と「私は悪くない」という思いが強い人には、いくつかの共通する背景があります。

  1. 自己評価の問題:
    • 自己評価が低い場合: 「私が悪い」と自分を責める傾向があります。自分の価値を過小評価し、自分を過度に批判します。
    • 自己評価が過度に高い場合: 「私は悪くない」と自己正当化しやすいです。自己評価が高すぎるため、自分の間違いを認めることが難しくなります。
  2. 防衛機制:
    • 自己防衛のために自分を責める: 他者からの批判を避けるために、先に自分を責めることで、他人の批判を和らげようとすることがあります。
    • 自己防衛のために責任を回避する: 自分のイメージや自尊心を守るために、責任を他人や外部の要因に転嫁することがあります。
  3. 過去の経験やトラウマ:
    • 頻繁に責められた経験: 過去に頻繁に批判されたり、責められたりした経験がある場合、その影響が現在の行動や思考に残っていることがあります。
    • 批判に対する過敏さ: 批判に対して過敏になり、自己防衛として自分を責めたり、逆に言い訳をしたりすることがあります。
  4. 完璧主義:
    • 完璧を求める傾向: 完璧主義の人は、ミスを犯すことを極端に恐れます。そのため、ミスを認めることができず、自己批判や自己正当化に走ることがあります。

もちろん、「私が悪い」と自分を責める人と「私は悪くない」という思いが強い人には異なる要因もあります。しかし、自己評価や自己防衛のメカニズム、過去の経験や完璧主義など、共通する背景も多く存在します。

真反対の考え方に陥る理由

理論的に考える男性と直感的に考える女性

同じような背景や経験を持ちながら、真反対の考え方に陥ることがあるのは、個々の心理的要因や個性が異なるためです。以下に、その要因についていくつかの観点から説明します。

  1. 個人的な解釈の違い: 同じ出来事や経験をしても、人によってその解釈や受け取り方が異なります。例えば、ある人が批判を自己成長のチャンスと捉える一方で、別の人はそれを自己価値の否定と捉えることがあります。
  2. 防衛機制の違い: 人間は自己防衛のためにさまざまな心理的メカニズムを持っています。例えば、ある人は自己批判を通じて防衛し、他の人は自己正当化を通じて防衛します。
  3. 過去の経験の影響: 同じ背景を持っていても、個々の過去の経験やトラウマが異なるため、異なる考え方が形成されることがあります。
  4. 自尊心の違い: 自己評価や自尊心のレベルによって、同じ状況に対する反応が異なることがあります。自尊心が低い人は自己批判に走りがちで、高い人は自己正当化に走ることが多いです。
  5. コミュニケーションスタイルの違い: 個々のコミュニケーションスタイルや対人関係の築き方も、考え方や反応に影響を与えます。オープンで自己開示をする人は問題を素直に受け入れる傾向があり、逆に自己防衛的なコミュニケーションスタイルを持つ人は、言い訳や自己正当化に走ることがあります。
  6. 性格特性: 性格や気質も大きな影響を与えます。例えば、内向的な人は自己反省や自己批判に陥りやすく、外向的な人は自己防衛や自己正当化の傾向があります。

バランスよく考えられる人との違い

胸に手を当てる女性

バランスよく考えられる人は、自己理解と自己認識が高く、自分の感情や行動を客観的に理解できます。これにより、自分の弱点や限界を建設的に対処することができます。また、感情を上手に調整し、ストレスや不安を効果的に管理できるため、冷静に判断できます。

継続的な学習と自己成長に対する意識も高く、フィードバックを積極的に受け入れて自己改善に活用します。対人関係のスキルも高く、共感力を発揮して相手の立場や感情を理解します。柔軟な思考を持ち、異なる視点や意見を受け入れることができ、問題解決の際には創造的なアプローチを取ることができます。

これらの違いは、個々の心理的要因や学習経験、性格特性などに影響され、バランスを保つための重要な要素となります。自己理解や感情の調整、継続的な学習と成長、対人関係のスキル、そして柔軟な思考が、バランスよく考えるために欠かせない要素です。

心色デザイン5週間プログラム

ピンクのドレス、靴、帽子

「私が悪い」と自分を責める方、一方で、「私は悪くない」と自己正当化する方は、長い間染みついてしまったものが、そう簡単に手放せないかもしれません。しかし、どちらも過去の自分や誰かを責めても解決はしません。その癖を手放す第一歩は、「自分で、自分を許していなかった」と気づき、認めること。そして、次に自分を許すことです。

そこで、心の色を以下の色でデザインしてみましょう。お勧めのカラーは、白やクリアです。上記に心当たりのある人は、ぜひお試しくださいね。

  1. クリアのガラスに水や白湯、白い牛乳やヨーグルトを入れ、色を感じながら飲みます。
    • はじめの1週間は、色を意識して水や白湯を取ってみてください。
    • そして飲みながら「私は、私を許します。ごめんね。ありがとう。大好き。愛しているよ」と言って、自分で自分を抱きしめてみてね。
  2. 次の1週間はピンク。ピンクの下着や衣服を着て、
    • 「私は愛されている。ありがとう。」と言いながら、自分で自分を抱きしめてみてね。
  3. 次の1週間はコーラルピンク。コーラルのアクセサリーや口紅を付けて、
    • 「私とあなたは愛のある関係を築けます」と言って、優しさに包まれるイメージをしましょう。
  4. 次の1週間はグリーン。グリーンティーを飲みながら、
    • 失敗して指摘されたシーンを思い出し「ごめんなさい。気を付けます。ミスしないように〇〇します。」と言って、成長していく自分をイメージしましょう。
  5. 最後の1週間は白いパジャマを着て、
    • 生まれ変わった自分を愛して、新たな出発をイメージして気持ちよく休んでください。

カラーセラピーを試してみてね

TCカラーセラピーで使うカラーボトル

一人でこれらの訓練を行うのが難しい場合は、カラーセラピーを試してみるのもいいかもしれません。色を使ったセラピーは、心理カウンセリングよりも気持ちが楽になり、楽しく訓練できますよ。例えば、カラーセラピスト講座を受けて、カラーボトルを子供に選ばせてみるのも、親子のコミュニケーションにとても良い方法です。色の持つ力を利用して、自分の感情や思考を整え、バランスの取れた心を育てることができます。

資格取得したら14色のカラーボトルがついてきますので、5週間プログラムに、その色のカラーボトルを枕元に置いてという方法もお勧めですよ。

まとめ

心のバランスを保つためには、自己認識を高め、感情を適切にコントロールすることが重要です。色彩心理を活用することで、日常生活の中で心の健康を保つことができます。特にカラーセラピーは、楽しく効果的に心を癒す方法としておすすめです。皆さんもぜひ、色の力を使って心のデザインをしてみてくださいね。

カラーコンサルタント虹輝心スクールの原美保子です。本日は、色彩心理を使ってバランスを整え、健康で充実した生活を送るための心の色をデザインする方法についてお話ししました。


心色デザイナー原美保子

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