こんにちは、色と心理の専門家、原美保子です。子育てをしていると、こんな悩みに直面することはありませんか?
「うちの子、叱るとすぐ泣いてしまう…」 「そんなに厳しくした覚えはないのに、どうして?」 「でも優しくすると言うことを聞かなくなるし…どうすればいいの?」
親としては、「ちゃんとしつけなきゃ!」 と思いながらも、叱るたびに涙ぐむ子どもを前に戸惑ってしまうものです。 厳しくしすぎると傷つけてしまうのでは?でも優しくしすぎると甘やかしになる?
そんな風に「どう伝えるのが正解なのか?」と悩んでいる親御さんは、とても多いのです。
実は、この「叱るとすぐ泣いてしまう子」は、行動色彩心理学のカラータイプの視点から見ると、適切なアプローチが見えてくるのです!
カラータイプは、婚活・恋愛・教育・営業など、あらゆる場面で活用できるツールです。今回は【カラータイプ®×子育て】に焦点をあて、すぐ泣く子どもの気質に合わせた関わり方についてお話しします。
目次
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1. どう叱るのが正解?

たとえば、こんな場面で困ったことはありませんか?
・朝のバタバタ劇—時間がないのに、言うことを聞かない!
時計を見ると、出発時間まであと10分。
「急いで!靴履いて!」と声をかけるものの、子どもはのんびりお気に入りのぬいぐるみを抱えている…。
「早くしないと幼稚園に遅れちゃうよ!」 少し焦った口調になった瞬間、子どもの目に涙が浮かび始める。
「いやだ…ママ怖い…」
この時、親はハッとします。「また泣かせてしまった…」 時間がないのにどうしたらいい?もっと優しく言ったほうがいい?でも優しくすると動いてくれないし…。
・なかなか食べてくれない!
「ちゃんと食べなさい」
優しく言っても、子どもは遊びながら食べようとしない。
「早くしなさい!」 少し強めに言うと、スプーンをテーブルに置いて、涙ぐみ始める。
「そんなに泣くことじゃないよ…」とため息をつくけれど、どうすればちゃんと食べてくれるのか分からない。
・寝る前の攻防—「まだ寝たくない!」
「そろそろ寝る時間だよ」と優しく言うものの、布団に入ろうとしない。
父親が「もう9時!寝る!」と強めに言うと、布団の中に潜り込んでしまう。
「やだ…」
「また泣いてる…どうしたらいいの?」 親としては、「ちゃんと習慣づけたい」と思っていても、どう伝えればいいのか悩むものです。
2. 行動心理学とは?

行動心理学の基本的な考え方は、「環境や経験によって人の行動が変わる」というものです。 この考え方を証明するために行われた有名な実験が「パブロフの犬」と「スキナーのオペラント条件付け」です。
・パブロフの犬の実験(古典的条件付け)
「何かが起こると、その後に別のことが起こる」という流れを学習する仕組みです。
🐶 実験の内容
ロシアの科学者 イワン・パブロフ は、犬が食事をするときに自然とよだれを出すことに注目しました。 そこで、「ベルの音を鳴らしてからご飯をあげる」 という流れを繰り返すことで、犬が「ベルの音=ご飯が出てくる」と学習するかを調べました。
✅ 最初は、ベルの音だけでは犬は何も反応しません。
✅ しかし、「ベルの音 → ご飯を出す」を何度も繰り返すと、犬は ベルの音が鳴っただけでよだれを出すように!
✅ 最終的に、ご飯がなくてもベルの音が鳴るだけで犬は「もうすぐ食べられる!」と思うようになった のです。
📌 この実験から分かること 人間も同じように、「ある出来事の後に何が起こるか」を学習し、それが習慣になることがあります。
💡 例えば…
- 給食の時間になると「お腹が空いてくる」 → 時間が来ると食べ物が出てくると脳が覚えているから。
- スマホの通知音が鳴ると「誰かからのメッセージが気になる」 → 通知音が鳴ると、何か大事なことがあると学習しているから。
- 先生が「テストの日にち」を言うと「緊張する」 → テストという単語に対して「ドキドキする」という感情が結びついている。
📌 つまり、私たちの習慣や感情の多くは「過去の経験による学習」でできている!
・スキナーの実験(オペラント条件付け)
「ある行動をすると、良いことがある or 良くないことがある」という学習の仕組みです。
🐭 実験の内容
アメリカの心理学者 B.F.スキナー は、ネズミがボタンを押すとエサが出てくる箱(スキナー箱) を使って、「報酬や罰が行動にどのような影響を与えるか」を調べました。
✅ 最初、ネズミはボタンを押しても何も起こらないので興味を持ちません。
✅ しかし、「ボタンを押すとエサが出てくる」ことを学ぶと、ネズミは 積極的にボタンを押すようになる!
✅ 逆に、「ボタンを押すと電気ショックがくる」ようにすると、ネズミは 絶対にボタンを押さなくなる!
📌 この実験から分かること 人間の行動も、「報酬」や「罰」によって変わる ことが分かります。
💡 例えば…
- テストの点数が良かったら「ご褒美のお菓子」をもらえる → もっと頑張って勉強しようと思う!
- 部屋を片付けなかったら「ゲーム禁止」になる → 次からはちゃんと片付けようと思う!
- スポーツの試合で勝ったら「表彰される」 → もっと練習を頑張ろうと思う!
📌 つまり、「褒める」ことや「注意する」ことによって、人の行動を変えることができる!
3.色によって行動が変わる!行動色彩心理学とは?

行動心理学では、「環境が行動に影響を与える」と考えます。 例えば、「学校のチャイムが鳴ると、授業が始まると認識する」や「信号の赤を見ると、止まる」というように、環境が行動を誘導する仕組みがあるのです。
📌 行動色彩心理学では、この考え方を「色」を通じて研究し、色が心理に影響を与え、それが行動へと結びつくことを探ります! つまり、「どんな色がどんな心理を引き出し、行動を変化させるか」 この2つの実験を行動色彩心理学に活かすことができます!
・パブロフの犬の実験 × 色彩心理
「特定の色を見ると、特定の行動をしたくなる」 という仕組みが色彩心理にも当てはまります。
例えば…
✅ 青い空を見ると、気持ちが落ち着く → これは「青=リラックスのサイン」と脳が認識しているため!
✅ 赤いボタンは「緊急・注意」を連想する → 赤は危険の色であり、警戒する心理を引き出しやすい。 ✅ オレンジ色の部屋は、食欲を増進させる → 明るい暖色系は「活動的になりたい」という気持ちを促す。
📌 つまり、パブロフの犬のように「色を見た瞬間に、脳がある行動を連想することがある!」
💡 これを子育てに応用すると…?
- 勉強に集中できるようにするなら「青や緑」 → 落ち着いて学習する環境を作れる!
- 子どものやる気を引き出したいなら「オレンジや赤」 → 活動的になり、前向きな気持ちになりやすい!
- リラックスして寝る前の時間を整えるなら「ラベンダーやグリーン」 → 副交感神経を刺激し、スムーズに眠れる!
📌 つまり、「子どもの行動を導くには、色の力を使うのも効果的!」
・スキナーのオペラント条件付け × 色彩心理
スキナーの実験では、ネズミが 「ボタンを押せばエサがもらえる」 という報酬によって学習し、自らボタンを押すようになりました。
📌 これを色彩心理に応用すると、「色によってモチベーションを変えることができる!」
例えば…
✅ 黄色は「ポジティブな気持ち」を引き出す → テスト勉強のスケジュール帳を黄色にすると、前向きに取り組みやすい!
✅ 緑色は「安心感」を与える → 子どもが落ち着いて過ごしたい場所では、緑のアイテムを取り入れる!
✅ 赤は「挑戦する気持ち」を刺激する → スポーツの試合前に赤色のウェアを着ることで、闘争心が湧く!
💡 子育てに活かすと…?
- 子どもが頑張りたい課題には「赤やオレンジ」を取り入れる → モチベーションUP!
- 落ち着いて話し合いをしたいときは「緑や青」を使う → 感情を穏やかにし、対話がスムーズになる!
- 子どもが前向きに動く環境には「黄色」を取り入れる → 楽しくチャレンジできる気持ちを育む!
📌 つまり、「環境の色によって、子どものやる気や行動パターンを変えられる!」
4. カラータイプを活用した伝え方

カラータイプは人の気質を「決断・創造・協調・堅実」の4タイプに分類し、それぞれのタイプに合った関わり方を考えます。 さらに、13色をこの4タイプに振り分けることで、「色によって行動傾向が見える化される」のです。
📌 つまり、「性格 × 色 × 行動心理学」の組み合わせで、子どもへの適切な伝え方を導き出すことができる!
例えば…
👧 協調タイプの子(ピンク・オレンジ) → 共感して伝えることが大事!(「靴履こうね」ではなく「一緒に履こう!」)
👨 決断タイプの親(赤・青) → はっきりとした指示が多いので、言葉を柔らかくすることで子どもが受け入れやすくなる!(「寝る時間だ!」→「今寝たら明日元気になれるよ!」)
👩 堅実タイプの親(グリーン・ラベンダー) → 穏やかに伝えたいので、子どもの気質に合わせて「どうしたらうまくできるかな?」と聞くようにする
💡 カラータイプを活用すると、親子のすれ違いを減らし、子どもがぐんぐん伸びる関わり方ができるのです!あなたのお子さんのタイプはどれに近いですか?ぜひカラータイプを活用して、親子の関係をより良くしてみませんか?😊✨
5. まとめ
「うちの子はなぜ、叱るとすぐ泣いてしまうのか?」 「どう伝えれば、もっとスムーズに行動してくれるのか?」
この答えは、親自身のタイプを知ることから始まります!
📌 カラータイプは、決断・創造・協調・堅実の4つのタイプに分かれ、それぞれの特性に合った伝え方をすることで、子どもがぐんぐん伸びる関わり方ができるのです。
✅ 「子どもがどうしてこんな反応をするのか」理解できる
✅ 「親の伝え方が子どもにどんな影響を与えているのか」が分かる
✅ 「タイプごとに適切な関わり方をすることで、親子のコミュニケーションがスムーズになる」
親が自分のタイプを知ることで、子どものタイプに合わせた関わり方ができるようになります!
今回取り上げた【カラータイプ®×子育て】のように、カラータイプはさまざまな場面で活用できます。 例えば…
✅ 【カラータイプ®×恋愛】「気質に合った関わり方で恋愛がうまくいく!」
✅ 【カラータイプ®×教育】「先生も知っておきたい!子どものタイプ別指導法」
✅ 【カラータイプ®×営業】「お客様のタイプを見極めて、成約率UP!」
今後、「カラータイプ®シリーズ」として、それぞれの悩みに合わせたブログを公開予定です! ぜひチェックして、あなたの生活にも役立ててください😊✨
💡 もし、「私のタイプはどれなんだろう?」と気になったら、カラータイプを学んでみませんか?

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