【3.11】東日本大震災から学ぶ、色育でできること

こんにちは、「色育」の講師、原美保子です。日本は地震が頻発する国であり、2011年3月11日に発生した東日本大震災はその象徴的な出来事です。

この震災から学んだ教訓をもとに、色育を通じてどのように支援や復興に貢献できるかを考えたいと思います。震災当日の体験やその後のボランティア活動、そして色育の活動を通じて得た気づきを共有します。

目次

地震発生時の体験

日本は地震国であり、今でも各地で地震が発生しています。2011年3月11日に発生した東日本大震災からの学び、私たちが色育でできることを考えてみたいと思います。

あの日、私は筑波山の頂上から100mほど下山している最中でした。地下から湧き上がるような地響きが聞こえ、大きく、ゆっくり、長く揺れ続く中、見ず知らずの方と手をつなぎ、このまま生死を分かち合うのかと思うほどの恐怖を感じました。

ボランティア活動の経験と復興への取り組み

その後、さいたまスーパーアリーナに避難してきた双葉町の方々のお世話をするボランティアに参加しました。リアルタイムでツイッターが「毛布が不足している」とつぶやくと、すぐに毛布が届けられるなど、ネット社会の情報を活用している方々や、何か役に立ちたいと思っている方々が多いことを実感しました。

あれから年月が経ち、私は復興に向けて何をしてきたのかを振り返る日々を過ごしています。震災から3年目には、福島県から仙台、久慈、八戸と海岸線を車で一人旅しました。1本だけ残った松の木や、骨組みだけ残った家々、現地の方々の生の声を聞き、不安と復興の遅れを肌で感じました。

色育の活動とその意義

この旅のきっかけは、福島から埼玉に避難してきた親子との出会いでした。4年間、福島まで仕事で通う両親のサポートとして、定期的にお子さまのサポートをしていた時、いろいろな話を聞き、この目で現状を知りたくなったからです。その親子が昨年の3月に福島に帰り、1年が経ちました。

あの時、色育のぎゅっとくん塗り絵のカラーダイアリーを交わしたことを思い出し、安全に、安心して、笑顔で成長してほしいと願っています。子どもが育つ環境には安心と安全が必要不可欠です。子どもに安心を与えられるママたちが、安心して元気に子育てを楽しんでほしいと思います。。

東日本大震災から得られた共通する教訓

東日本大震災から得られた教訓や、地震に共通する教訓はいくつかあります。以下に主なものを挙げてみます。

東日本大震災からの教訓

  • 備えの重要性:
    • 事前防災: ソフト面(避難訓練や防災教育)とハード面(耐震補強や防潮堤の整備)の両方が重要です。
    • 備蓄: 食料、水、医薬品などの備蓄が必要です。
  • 迅速な避難:
    • 津波警報の重要性: 津波警報が発表されたら、すぐに高台や安全な場所に避難することが命を守る鍵です。
    • 避難経路の確認: 日頃から避難経路を確認し、家族で共有しておくことが大切です。
  • 地域の連携:
    • コミュニティの力: 地域住民同士の助け合いや情報共有が、災害時の生存率を高めます。
    • 災害弱者への配慮: 高齢者や障害者など、避難が難しい人々への支援体制を整えることが必要です。
  • 情報の活用:
    • リアルタイム情報: SNSやインターネットを活用して、リアルタイムで必要な情報を収集・共有することが有効です。
    • 防災アプリ: スマートフォンの防災アプリを活用して、緊急情報を迅速に受け取ることができます。

地震に共通する教訓

  • 耐震設計の重要性:
    • 建物の耐震補強: 古い建物の耐震補強は、被害を軽減するために不可欠です。
    • 免震構造: 免震構造の建物は、地震の揺れを効果的に吸収し、被害を減少させます。
  • 防災意識の継続:
    • 記憶の風化防止: 災害の記憶を風化させず、次世代に伝えることが重要です。
    • 定期的な訓練: 防災訓練を定期的に行い、いざという時に備えることが大切です。
  • 自助と公助のバランス:
    • 自助の強化: 各家庭での防災対策を強化し、災害時に自分自身や家族を守る準備をすることが必要です。
    • 公助の充実: 自治体や政府の支援体制を整え、迅速な対応ができるようにすることが求められます。

まとめ

東日本大震災から学んだ教訓をもとに、色育を通じてどのように支援や復興に貢献できるかを考えることは非常に重要です。地震発生時の体験やボランティア活動を通じて得た気づきを共有し、今後も色育の活動を通じて地域社会に貢献していきたいと思います。

子どもたちが安心して成長できる環境を提供するために、私たち一人ひとりができることを考え、行動していきましょう。


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